て、ええええ!? そんなに高い湿度!?
前回のお話で「上虚下実」という言葉が出てきました。
(以前にも出てましたけれどね)
丹田を養っていくと上虚下実となる、
と言われても、さて、どういう状態の事なのかしら。
というか、どういう感じがするのでしょう。
濱野先生、そこのところもう少し詳しくお願いします。
上虚下実(自然体)の感覚は、いわゆるたんとう功でやっているものです。
「気」には上に上がりやすい性質の「気」と下がる性質の「気」がありますが、
特に現代人は、目を酷使し、時間に縛られ、自然から遠ざかり心が不安定なので、
容易に、「上実下虚」という気が上がっている状態になり易いと言えます。
上虚下実とは、
下半身はどっしりとして安定感があり、上半身はすっと伸びて力みのない状態、
心身は開かれて、リラックスしているけれども、意識は集中している状態です。
逆に上実下虚の状態とは、
肩に力が入り、眉間に皺がより、みぞおちが硬く、
気が頭に上って、精神的にも開かれていない状態です。
自然体のメリットは、心身ともに余裕ができる事です。
身体的には、柔軟で気の滞りがないので、身体が軽く、無駄のない機敏な動作がでます。
精神的には、心が開かれて落ち着いているので、物事に囚われず、オープンになり、
周りの状況がみえて適切な判断と行動ができるようになります。
ようするにストレスを溜めずに、上手に解消することがでと言っても良いかもしれません。
む! なんとなくイメージ出来ましたよ。
起き上がりこぼし、みたいな感じですか?(極端かしら)
重心が下にあると安定しているから多少外から力がかかっても大丈夫、上に上がってるとカラダを維持するだけで力を使い余裕がなくなる…なんてね。
たんとう功をしている時は、静止しているけれど相当筋肉を使っていると思います。でも筋肉で形を作っていると、そんなに長時間やれないし、一方、重心が下の方にあって安定していると、上半身はそれにポンと乗っかってる感じになって無理がなくなって来ます。
あれが上虚下実の状態、なのか。
普段からそのカラダの状態に持って来れれば、いつでもバッチリ自然体になれる、ってことですね。
難しいですけどね。
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