ロンドンの町中を歩く人たちも、リゾートモードの人が増えました。
この前パブに行ったら、外のテーブルの所に、
「何人も、上半身ハダカで座るべからず」
と書いてありました。
確かに、裸になっちゃう人、いますもんね…
さて、前回の気功のお話で、臍下丹田に気を収める事で心が安定する、という事について濱野先生に語ってもらいました。
丹田という言葉がしょっちゅう出てくるのですが、
それってもともと、どういうところから来たのでしょう。
では、濱野先生、またお願いします!
丹田とはどこから来たことばですか?
丹田とは、道教でいう、不老不死の薬である丹薬を練る場所のことで、
上丹田、中丹田、下丹田と三つあり、
日本ではとくに、臍下丹田(下丹田)が重んじられています。
「腰を据える」、「太っ腹」などの表現にもあるように、
日本の伝統的身体文化は「腹」と「腰」という、下半身の充実と中心感覚が基本でした。
また、日本の武道では自然体(丹田と腰)が大事といわれます。
とりわけ合気道は、気を合わすと書きますが、
何の気を合わすのかというと、
一つは臍下丹田と中心軸を通して天地の気と合わせて一体となる、
もう一つは、相手との気と合わせて一つになるという事です。
ほんと、「気」にしても、あちこちで言われているように、
「元気」とか「気のせい」、「気持ち」「気がゆるむ」などなど、
昔の人はちゃんと気を意識していたんだな、という言葉がたくさんありますけれど、
「腹をくくる」「腹をすえる」「肝っ玉かあさん」(違う?)
のように、お腹が重要とされてたんだと思える言葉もありますね。
丹田は「丹薬を練る場所」というのは、知りませんでした。
丹薬!? なんだろう…
上丹田、中丹田、下丹田が、よく聞くチャクラの位置と似ているのもおもしろいですね。
武道では、臍下丹田を意識して、というのを行いますね。
(私はそんな言うほどたくさんやっていませんが、武道)
丹田へ力集中、カラダの中心軸を意識して動く。
相手のある合気になると、相手の中心軸を意識する事も出てくるので、これもまた面白いと感じます。
そしてまた、なかなか捉えるのが難しいものでもある、と思います。
やはり、まずは丹田(下丹田)をしっかり充実させること、かしらね。
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